第11回上町學舎から学んだこと

3月14日、石橋記念公園にて主催した「第11回上町學舎」に出席し、今回は中心市街地・商店街活性化事業「得する街のゼミナール”まちゼミ”」を中心に、愛知県岡崎市でまちづくり施策に取り組まれている松井洋一郎さんとZOOMでお繋ぎし、セミナーを受講してきました。現在、全国415地域、2000商店街、27,000事業所に広がる「まちゼミ」について仕組みや立ち上がりの経緯、広がりの理由などをご本人からお聞きする機会に恵まれ、非常に面白い勉強会でした。

残念ながら、コロナ禍によりご本人にお越しいただくことはできませんでしたが、ZOOMを介して時差なく、問題なくコミュニケーションが取れるこの時代に、商店街や個店って何のために在るのでしょうか。

特に、この一年生活様式の変遷により私たちの買い物の仕方が大きく変わったように感じます。松井さんがセミナーの中で話されていたように、現在、買い物の二極化が進んでいます。一つは、価格や品揃え勝負の生活必需品。もう一つは、価格や品揃え以外の価値が求められる人生充足型の商品。この後者には「あなたから買いたい」をいかに生み出すか、つまり人間味をいかに表現できるかが肝となります。

商店街は「人とのコミュニケーションの場」です。コロナによって、リアルとオンラインのハイブリットがより重要視される世の中になりました。これは私たちの仕事でもいえます。今もこれからも使い分けの時代。「商店街の話は私にはあまり関係のない話だろう」と正直、始めは思っていましたが、人間の根幹であるコミュニケーションに関して応用できると感じました。

後半は、河井達志さんをコーディネーターにお招きし、上町地区で事業をされる3者によるパネルディスカッションがあり、上町地区の実情を踏まえたトークも面白く、学びになりました。最後に、上町タウンマネジメント顧問による講評で「あまりにも便利になり過ぎると人は離れていく。手間をかけていくことを怠らないこと」という言葉が出てきましたが、そのメッセージが印象的で、鹿児島発祥の地である上町地区に弊社があることをご縁に、価値の創造力を高め、地域と連携を図っていきたいと思える勉強会になりました。

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