3ヶ月前、沖永良部島の沖合に沈設した魚礁の効果調査を6月24日と25日の2日間にかけて実施してきました。沈設した時の様子はこちら。
調査に使用する機材はFIFISH V6(全方向推移動型水中ドローン)。水深約30mに沈む魚礁をこの水中ドローンが映像撮影します。リモコンを操作することで360°あらゆる方向に移動し、最高水深100mまで潜ることができる機材を使用しました。
調査隊は漁船から水中ドローンを沈め、魚礁のほぼ直上に設置したブイをまずは目掛けて操作します。その後、直下の魚礁を目掛けて探索していきます。
海波に揺られながら撮影を行うことしばらくして魚礁発見。
確かに3月17日に沈設した魚礁がありました。そして、魚礁周辺には多くの魚が集まっていました。
映像撮影の後は釣りを行い、実際にどのような魚が獲れるのかを実験。この日一番に獲れたのはカスミアジです。
これから映像を基に水産庁や知名町、和泊町はじめ関係各者への提出に向けて、調査報告書を作成していきます。
滞在中、魚介類はもちろんのことパッションフルーツなどの島の産物に多く出会いました。
知名町長との対談の際には食糧確保やCO2削減などの問題について話題になりました。日常生活では地球環境に関してなかなか意識する機会が少ないですが、この事業を通して幅広い視野で物事を考える力を引き続き養っていきたいと思います。
次回また行ける日まで。