2回目の効果調査

今年3月に沖永良部島の沖合に沈設した魚礁の2回目の効果調査を10月27日と28日の2日間にかけて実施してきました。沈設した時の様子はこちらから。1回目の効果調査の様子はこちらから。

和泊漁港に到着後、いざ出港!

 

この旗は海上において船舶間の通信に利用される世界共通の旗(国際信号旗)の一種で、「本船で潜水夫が活動中。除速して通過せよ」という意味を示すようです。効果調査に欠かせないツールとなっています。

天候にも恵まれ、比較的穏やかな波と潮流で好条件の中、効果調査を実施。
水深約30mに沈む魚礁付近には小魚が多く集まっており、前回よりも増えていることが確認できました。魚礁直上周辺で釣りを実施したところ、弊社スタッフも短時間で高級魚と呼ばれる「オジロバラハタ」が釣れました!

その釣れた「オジロバラハタ」は刺身としてスタッフで美味しくいただきました。脊髄に毒があるため味噌汁や煮物などには向いておらず、刺身が食べることが一番だと漁協の方々から教えていただけるのもこのお仕事の醍醐味。

これから今回の効果調査の結果報告のために、映像編集と報告書の作成を行って参ります。

現在、タイムリーな話題となっている「軽石」の問題。小笠原諸島の海底火山の噴火に伴う軽石が、ここ沖永良部島でも確認され、漁業関係者の方々が回収作業に追われています。また大量に押し寄せる軽石によって深刻な被害を受けているようです。例えば、軽石が漁船のエンジンに詰まってしまったり、魚が軽石を餌と間違えて死んでしまったり、沖縄本島と離島を結ぶ旅客船が運休してしまったりなど。現場に足を運び、実際に自分で見聞することで社会問題や環境問題について自分事として考えられるようにもなりました。

本事業で魚礁は①地魚の収穫量アップが産業・観光振興に繋がり、地域経済を活性させていくこと、②稼げる漁業として後継者不足に寄与すること、③地球環境の変化に伴い、海洋生物の暮らしを守っていくことなど様々な好影響があることを日々学んでいます。

弊社としましても、従来の広告業に留まることなく、この業界の強みや特徴を弛まず応用・発展させ、持続可能な社会づくりのためにできることから取り組んで参りたいと思います。


今回の出張を通して携わらせていただいた全ての関係者の皆様に深く感謝申し上げます。ありがとうございました!また行ける日まで。

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